毎年12月29日には「餅つき諷経」をします。
29日を「二重の苦」と言い、餅つきを避ける風習もありますが、善宝寺では昔から29日を「福の日」として福餅をつきます。
5升のもち米を炊いて7,5キロの餅をつきます。
法要では年神様と餅に対して三拝を、お茶・お菓子・蜜湯をお供えします。
摩訶般若波羅蜜多心経・消災妙吉祥陀羅尼を読経、そして年神様を讃える偈文を唱えます。
「南無当年星本命願辰」(なむとうねんじょうほんみょうがんしん)
と唱えながら順に僧が餅をついていきます。
お餅は大晦日にお寺の中のすべての神仏にお供えされます。
災い転じて福と成すように
新しい年に福を招くように
祈りを込めて