【本邦初公開】善宝寺 御祈祷 堂行維那法

善宝寺のご祈祷を進める「堂行・維那」(どうあん・いのう)という役。
自由自在に左右の得物を持ち替えながら太鼓や鐘を打ち鳴らすとともに、お経を唱え法要を進めていく、とても高い技術の要求される役です。
①お経を始める「維那」(いのう)という役、
②鐘を鳴らす「堂行」(どうあん)という役、
③木魚や太鼓を叩いて堂行を補助する「副堂」(ふくどう)という役
善宝寺ではこの3役を1人で行うのが基本の形です。
別の動画では太鼓だけを叩く者がおりましたが、これは修行僧の祈祷太鼓修練のためにあえて分けており、善宝寺のご祈祷は本来このスタイルが基本です。
画面にわかりやすいように譜面を付け、どのように法要を進めているのかをご紹介するのは初公開です。

大鏧子(だいけいす)を叩くのに使われている木製の棓(ばい)は、
毎年元日に新調されますが、叩かれ続けてあっという間に身を削られてしまいます。
ご祈祷1座で50回ほど大鏧子を叩きます。(動画中の譜面には回数を記載しました)
ご祈祷は1日に6座あるので、大まかに計算すると1日300打×1年365日=109500打も叩かれていることになります。

ご祈祷は毎日休みなく修行しておりますので、ご祈祷をお申込み頂ければいつでも見ることができます。
ご祈祷は1日6度、朝5時半・8時・10時・12時・14時・16時で修行してます。
※遠方で直接ご祈祷を受けられない方のために『郵送祈祷』にてご祈祷したお札をお送りしております。
郵送でのご祈祷をお申し込みの方はご祈祷のページをご覧ください。http://ryuoson.jp/prayer/

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