善寳寺鉄道記念館に感謝を込めて

鉄道記念館解体前の最後の様子を収めた動画です。

令和4年7月23日。境内にある旧善宝寺駅跡地にある「善寳寺鉄道記念館」の解体工事に先立つ安全祈願が行われました。
湯野浜線最後の鉄道文化の遺産として保存に努めて参りましたが、駅舎建物の傷みが激しく、近隣住民や参詣者に被害が出る可能性もあるため、誠に遺憾ながら本年駅舎を取り壊すこととなりました。

昭和4年に開業した湯野浜鉄道は昭和50年に廃線となり、善宝寺駅の駅舎を活用して昭和53年より「善宝寺鉄道記念館」にリニューアルして営業を開始しました。平成5年に営業を停止しており、建物と車両が残されてまいりました。

今回の解体工事では、手前の駅舎の建物のみ着手し、庄内交通の「モハ3形」と蒸気機関車の車輪とホームは未定となっております。
多くの人々の思い出が残る駅舎であり善寳寺としても大変残念ではありますが、工事が無事に完了するようご祈念致しました。

※鉄道記念館敷地内は寺の私有地であり、建物や車両が崩落する危険がある為、立ち入り厳禁となっております。

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