ブッダの弟子たちは、2500年も面々とその教えと信心を繋いできました。
「信」は「信じる」という意味の他に「任せる」という意があります。
「信仰」とは天を仰ぎ、任せゆくこと。
これは西洋的な宗教心でもあり、明治時代に伝わってきた西洋の宗教思想と共に作られた言葉です。
日本人には古来より「信仰」ではなく「信心」という語がありました。
「信心」とは心に任せゆくこと。
仏の心とは、すなわちあなたの心です。
ほとけ様に手を合わせ面と向かう時の静かな心。
その心が極まると人は自ずと祈る姿になります。
祈りとは任せゆくこと。信心とは任せゆくこと。
これは善寶寺住職がいつも口にされるお言葉です。