臘八摂心会 七日目 成道会献粥諷経

お釈迦様のお悟りにならい、12月1日より8日まで毎年蠟八摂心会(ろうはつせっしんえ)を修行します。
善寳寺山内僧侶・参禅者と共に坐禅堂にて終日坐禅に親しみます。
禅堂では一人ずつ間隔を取って坐り、一炷ごとに障子を開け放ちて換気をします。
7日間の坐禅三昧。
善寳寺の臘八摂心会が無事に円成致し、夜の最後の坐禅が終わると、本堂で逮夜諷経をします。
8日目はお釈迦様の悟りを顕彰する法要、成道会正当諷経が朝9時から修行されます。

お釈迦様は8日目の明けの明星(金星)を見て
お悟りを開いたと言われます。
釈迦牟尼仏大和尚、菩提樹下に在って金剛座に坐し、
見明星、悟道して云く
「明星出現の時、我と大地有情と同時成道す」(『永平広録』巻3-240上堂より)
冬が訪れ始めた庄内平野、今日も静かに深まってゆきます。

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